みなさんこんにちは。ゲコです。
前回はトランギアのメスティンTR-210の分析をしましたが、、、覚えていますでしょうか。
いろいろ分析してみた結果、TR-210はやはりソロ用だということで私の中で結論付けました。
ファミリーキャンプを目指すゲコとしては、やはりもう少しキャパの大きなものが欲しいです。(※物欲の鬼)
というわけで・・・今回同じトランギアから出ているTR-210よりもサイズ大きなTR-309を購入しました。
また買いやがった!!・・・と思うかもしれませんが、どうぞお許しください笑
隅々までじっくりと観察し、みなさまにその魅力をお伝えするためなんです!!笑
また、私ゲコがモノを買うことで日本の経済も回しております。(※0.000000003%程)
知らんけど・・・
※同じサイズで取っ手が黒色のメスティンはTR-209になります。
※現在、トランギアの日本公式ホームページでは赤色の取っ手を装備したメスティンは販売終了になっております。
- トランギアのラージメスティンってどうなの?
- ファミリー向け?
- なにが? どんなことが出来る??
本記事では、上記のようなお悩みを少しでも解決するために、1つの商品をちょびっとマニアックな視点からお届けしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
トランギアのラージメスティン、「TR-309」を徹底分析!
TR-309の概要
- サ イ ズ:20.7×13.5×7cm(17×9.5×6.2㎝)※縦×横×高さ(取っ手部分は含まない。)
- 重 さ:270g(150g)
- 容 量:1,350ml(750ml)
- 材 質:アルミ製(アルミ製)
- 炊飯の目安:約3.5合(約1.8合)
※比較様に()内は、普通サイズ「TR-210」の概要になります。
概要はざっとこんな感じです。
パッと数字だけ見てもラージサイズの大きさがわかりますね。
(※炊飯が3合オーバーなのはありがたい🤗ファミキャンの時には活躍してくれることでしょう!)
組み立て方も簡単です。
購入後に箱から出したときは、恐らく取っ手部分と本体が分かれていると思います。
取っ手部分を左右に少し開いてあげて、本体側の穴にはめ込むだけです。女性でも簡単に組み立てられます。
※取っ手は写真の状態(上向き)で穴にはめてください。
下の写真は間違った方向で取っ手をはめてしまった場合です。
私もたま~~~にやってしまいがちなので、みなさんご注意ください😌
組み立てが終わったら、詳しいところまでみていきましょう。
詳細分析
それでは、続いて独自の視点でTR-309の隅々まで観察していきたいと思います。
お待ちかねの「詳細分析」だ!
①刻印
トランギアの製品と言えばやはり刻印は欠かせません。
他の製品と違ってロゴが印字されているわけではなく、製品自体にしっかりと刻印されています。
これがまたキャンパー心をくすぐるんです笑(※控えめに言ってカッコいい!!)
トランギアの刻印は取っ手の付け根にあります。TR-210と同じです。
(※相変わらずのシンプル・イズ・ベスト!)
また、取っ手のラバーにも両面に「Trangia」の文字が印字されています。
細部までこだわってる感じがいいですね😊
②本体
重さは270gということですが、持ってみた感じはめちゃくちゃ軽い印象です。
(※iPhone14ProMaxが240gなので、大きめの携帯ぐらいの重さです。)
ただ、やはり大きさは結構あります。
これだけ大きいとご飯を炊くだけでなく幅広い調理にも使えそうです。
一応、ライター比較もしておきます笑
ライター比較だとその大きさが際立ちますね。
③取っ手
取っ手は普通サイズのメスティン「TR-210」と同じ大きさです。
取っ手のラバーの色についてですが、私はTR-210と見分けやすいようにあえて赤色のものを購入しました。(※取っ手はメスティンを購入すると付属しています。)
※余談ではありますが、本記事でも区別しやすくするためにTR-309の文字を赤色にしています。
また、取っ手が変形してしまったり紛失したりして使えなくなってしまった場合でも、トランギアの公式サイトに取っ手部分のみを販売していますのでご安心ください。
さらに、このラバーについては取り外しが出来るようになっています。焚き火などの火力が強いところに直接置いて使用される場合は、ラバーが溶けないように取り外して使用された方がいいかと思います。
※ラージメスティンの取っ手が黒色のものはTR-209になります。
④蓋
蓋はそこそこ高さがあります。(※約2.6㎝)ワンチャン何かを茹でれるかも・・・。
ちなみに、蓋に水をすりきりいっぱいまで入れると約500ml程入りました。
蓋自体も意外と容量があります。
TR-210との比較。
さて、ではここでみなさんも気になっているTR-210との比較をしていきたいと思います。
普通サイズ(TR-210)かラージサイズ(TR-309)かでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
まず、一番感じる違いはやはり『大きさ』でしょう。
TR-309:20.7×13.5×7cm
TR-210:17×9.5×6cm
※縦×横×高さ(取っ手部分は含まない。)
ただ、本体のみの高さを比べるとなぜかTR-210の小さいサイズの方が数ミリではありますが、若干高さがあります。
ハッキリ言ってこれは謎です。笑(※もしかしたら個体差?・・・🤔)
【写真 左:TR-210、右:TR-309】
TR-309は蓋の高さがあるため、蓋を被せることによってTR-210よりも高くなります。
蓋の高さ:TR-210 約1.5cm
TR-309 約2.6cm
また、TR-210はTR-309へスタッキングできます。
サイドから見ると取っ手部分が高さを醸しだしていますねぇ~・・・。
真上から見るとまだまだ何か入れれそうな空間あり😊
ただ、ほんの気持ち程度ですがTR-309の蓋が最後まで閉まり切りません。
(※TR-210の取っ手が邪魔をしています。)
どうしても蓋をしっかりと閉めてスタッキングをしたいという方は、写真の様にTR-210のハンドル部分を外してスタッキングすると気持ちよく閉まります。
(※いっそのこと、外したハンドルをTR-210の中に入れちゃった方がいいですね笑)
以上が製品比較になります。
次では、TR-309を標準的な使い方から変態的な使い方までをまとめてみました。
初めて使う前にやっておくべき事。(※2つ)
ここでは、メスティンを買ってから使うまでにやっておくべき「バリ取り」と「シーズニング」についてご紹介します。
※特にバリ取りについては、ケガをすることもあるので必ず行ってください。
①バリ取り
まず1つ目はバリ取りです。
バリとは
バリとは、製造段階で蓋や本体のふちに出来るザラザラやトゲのことをいいます。
このバリを取っておかないと、使用中に指や口を切ったりしてケガをすることがあるためバリ取りは必須です。
メーカーによってはバリを取ってあるメスティンもありますが、トランギアのメスティンはバリが付いたまま送られてきますので必ず行ってください。
安全で楽しいキャンプにするためにも、必ずやっておこう!
バリ取りの方法
手袋と紙ヤスリがあればだれでも簡単にできます。
手袋はバリ取り中に手をケガしないためです。軍手なんかでもOKです。
紙ヤスリは400番を使いました。
また、バリ取りをするときは、削りカスも出ますので庭やベランダで行うといいでしょう。
紙ヤスリを使って、蓋と本体のふちを磨きます。
紙ヤスリがふち以外の部分を傷つけないように注意しながら磨いてください。
ある程度磨いた後は水で削りカスを洗い流し、指で軽く触ってみてザラザラやトゲが取れていたらOK!
②シーズニング
2つ目のやっておくべき事は、「シーズニング」です。
シーズニングとは
ダッチオーブンやスキレットなどは購入時に錆止めが塗られています。
錆止めをキレイに落として、オリーブオイルなどで新しい油膜を張る作業。これをシーズニングといいます。
ここでは、焦げ付き防止などのためにお米のとぎ汁を使ってメスティンに被膜を張ります。
鉄製のスキレットなんかと比べ、くず野菜やオリーブオイルなどは必要なく簡単にできるので是非試してみてください。
シーズニングの方法
あらかじめ米のとぎ汁と中性洗剤を用意しておいてください。
- メスティンの取っ手を外す。
- 蓋と本体を中性洗剤で洗う。
- 米のとぎ汁にメスティンを浸して、15~20分間煮沸する。
- 煮沸が出来たら、スポンジで水洗いをして乾燥したら完了。
どうです?意外と簡単でしょ??
煮沸に米のとぎ汁を使うので、その準備がちょっと面倒なぐらいです。
ちなみに、このシーズニングですが初めの1回目だけやればいいというわけではありません。
メスティンを使っていて、なんか最近よく焦げ付くなぁと感じたらシーズニングをしてあげてください。
被膜が剥げてきている証拠です。
定期的にシーズニングを行って、大事なギアを長く使いたいですね。
めんどくさがりのゲコは定期的にやる自身がありません笑
実際に使ってみた。
では、このTR-309ラージメスティンでどんな事が出来るのかを実際に使ってみて、確かめてみたいと思います。
お米を炊く。(3合) (※難易度:★☆☆☆☆)
メスティンと言ったらやはり炊飯!とりあえず、飯がないことには始まらない!!
そんなわけで、米を炊きました。
ラージメスティンの炊飯目安が3.5合だったので、一度3合で炊きます。(※完全にビビってます。笑)
米3合に対して、水630ml。火力は弱火にして約20分程で炊き上げました。
メスティンから「ちりちり」という音が聞こえだしたら炊けてる合図です。
肝心の中身はというとこんな感じです笑
「日本昔ばなし」に出てきそうなぐらい米がパンパンです笑
まぁ、これには理由がありまして、米を蒸す時にメスティンの底に溜まっている水分を少しでも全体に広がる様に逆さ向けて蒸らしていたからだと思います。
ただ、見た目に反して味はめちゃおいしかったですし、食感も自分好みのちょいカタでした。
底にはおこげも出来ていて、炊飯器で炊くのとは違った味や香りも楽しめました。
お米だけしか食べてませんが、やっぱり外で食べる飯は美味いです😋(※食べてない分は冷凍保存です。)
パスタを作る。(※難易度:★☆☆☆☆)
次はメスティンでパスタに挑戦です。
みんな大好きペペロンチーノ♪
お水と一緒にパスタやオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れて茹でるだけの簡単パスタ。
(※ラージサイズと言えども、やはり麺は折らないと入らなかったです。)
ただ、それ以外は特に問題なく調理できました。
パスタも美味しかったです😋
次は、ナポリタンやカルボナーラも作ってみます。
まだまだ調理の幅は広がりそうですね🐸
蓋でソーセージを炒める。(※難易度:★★☆☆☆)
お次は蓋を使って調理してみました。
一番簡単そうなのでとりあえずソーセージを炒めてみました。
今回はガスバーナーを使ったので火力も安定していて、調理の方もいい感じに出来ました。
ただ、結構油跳ねはするのでガス缶にカバーをしている人はカバーの汚れにご注意ください。
蓋の裏側も特に汚れとかはなかったです。炎で黒ずんだりもしていません。
まぁ、まだ1回目だからなのかもしれませんが、これからもガシガシ使ってユージングしていきたいと思います。
※高火力での長時間使用は空焼き状態になる可能性があります。空焼きをすると蓋が変形する場合もあるので、十分に注意してください。今回のソーセージは、空焼きの状態にならないように蓋全体に油を敷いて、弱火で炒めました。
蓋でレトルトカレーを温める。(※難易度:★★★☆☆)
意味がわからないかと思いますが、言葉のままです笑
あの薄いメスティンの蓋でレトルトカレーを温めてみました。
百聞は一見に如かずということで、こちらの写真をご査収ください。
結果を先に言いますと、大変上手く温まりました。
加熱に固形燃料を使ったのでブクブク沸騰することもなく、じっくりと温めが出来たのも良かったと思います。(※約20分かかりました。)
ポイントとしては、先にレトルトの袋を置いてから水を注いでください。
そうすることで水こぼれを防げます。
また、加熱についても今回は固形燃料でやりましたが、ガスバーナーでもいいと思います。
やはりガスバーナーの方が火力が強く沸騰までの時間を短縮できます。
ただ沸騰しそうになったら弱火にしてお湯がこぼれるのを防ぎましょう!
番外編:取っ手で網を持ち上げる。(※変態度:★★★☆☆)
いや、、、これこそ意味がわからないと思います。
私、ゲコは思ったんですよ。
ふとこの取っ手の形状を眺めていたら、「テコの原理」的なやつで網を持ち上げられないかなって・・・笑
というわけで。はい!!・・・
・・・
まぁ、ゲコに不可能はありませんよ笑(※いや、トングを使いなさい!トングを!!)
なんかこちょこちょやってたら、写真のような形で上手く持ち上がりました。
恐らく「テコの原理」的なやつです。(※言いたいだけ)
ただ、取っ手が変形したり焚き火中にやると火傷をする恐れもありますので、マネはしないでくださいね😌
素直にトングを使った方が早いですし、安全かつ確実です・・・。
メスティンと一緒に買うんだ!!購入すべきおすすめキャンプギア2つ。
ここでは、メスティンを買ったら一緒に買っておきたい、、、いや、買うべきキャンプギアを2つお伝えします。
これは、最低限これは必要だというものを数あるギアの中からゲコ視点で選んでみました🐸
ここで紹介したギア以外にもメスティンに使えるギアはたくさんありますので、ご自身の使用にあったものを選んでみて下さい。
では、まず1つ目からご紹介します!
①ポケットストーブ+固形燃料
メスティンで何をするかといったら、初めに浮かぶのはやはり米を炊くことだと思います。
私ゲコはメスティンと一緒に購入する火力ギアに、ガスバーナーではなくあえてポケットストーブをおすすめします。
ではなぜポケットストーブなのかというと、火力が一定のまま半自動炊飯ができるからです。
ガスバーナーだと時間を気にしてガスを止める必要がありますが、固形燃料を使用するポケットストーブは一度着火したらあとは放置した状態でOK。その間は別の調理をすることもできます。
調理中は色々なことに気を取られて時間のことをついつい忘れてしまいがち。
ちょっと時間が経ってしまったらお米の底が焦げてしまうこともあります。
そんなことのないように、初めはポケットストーブをおすすめします。
お米を炊く以外にもパスタや炒め物もやってみようかなと思ったら、ガスバーナーの購入を検討してみてはいかがでしょう。
②風防(ウインドガード)
こちらもめちゃくちゃおすすめします!風防は絶対にあった方がいいです!
ほんと、私ゲコも風をなめてました笑
固形燃料はどうしても火力が弱いためちょっとの風で炎がなびいてしまいますし、そこそこの風が吹き続けているとうまく炊飯ができません。
風防1つあれば風を防ぐだけでなく雨や雪、虫なんかも防いでくれます。
また、周りを囲むことで風防の反射熱を利用し、効率よく調理することも可能です。
ポケットストーブやガスバーナーに限らず、メスティンで調理をするときはこの風防があればなにかと便利なギアです🐸
ガスバーナーの時も風防は必要なんだ。
ま・と・め。
みなさんいかがだったでしょうか。
こうやって見てみるとTR-309はかなりの実用性・汎用性がありますね。
TR-210はコンパクトで持ち運びが便利です。
かたやTR-309は大きい分調理の幅も広がり、量も多く調理することができます。
また、コンパクトでない分は他のギアをスタッキングすることで、その欠点を埋めていけるのではないでしょうか。
そう考えるとソロキャンプの方にもTR-309はおすすめです😌
メスティンは本来ご飯を炊くものというイメージがあると思いますが、蓋をフライパン代りにして炒め物をしたり、お鍋代わりにして茹でてみたりと使い方は様々です。
あなたの持っているギアのポテンシャルは、あなたのアイディア1つで無限大に広がります。
良かったらご自身でやられている、キャンプギアのちょっと変わった使い方なんかをコメントで教えていただけると嬉しいです😊
では、この週末もキャンプを楽しみましょう♪
すべてのキャンプギアに光を!!
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